ランニング開始とテスラのベアフットシューズについて
前回紹介したテスラのベアフットシューズ、調子はどうだったでしょうか。
結果から述べます。1kmも走らないうちに、足がパンパンになりました。
やる気スイッチON
当然といえば当然です。なにしろ、アスファルトの上を裸足で走っているのと大差ないですから。ですがランニング初心者の私、故障するほど走れませんのでなんとか大丈夫でした。
さて、私の最初の走行目標距離は1kmです。ランニングの諸先輩方からは笑われそうですが、五十代のおやじにとって、これが精一杯の目標だったのです。しかしそれでもいっぱいいっぱいでした。心臓は苦しいし、足の筋肉は悲鳴を上げている。
果たしてこれで本当に、フルマラソンに挑戦できるのか? 走り始めてすぐに、私は自信を失い始めていました。『BORN TO RUN』を読んで奮い立った心も、早くも萎み気味。弱気に襲われつつ、それでもなんとか週に三日ほど、走ることを続けたのでした。
すると不思議なものですね。人間というのは幾つになっても、体力は向上するようなのです。一度目に走った時よりも二度目、二度目よりも三度目と、目に見えて筋力と心肺能力が向上するのを実感することができました。
もちろん、少しづつです。少しづつですが、それでも確実に前には進んでいる。そう確信してから、徐々に自信も回復し、私のやる気スイッチもONになったのでした。
心肺能力と筋力について
心肺能力と足の筋肉は、同時には高まらないようです。シーソーゲームというか、心肺能力が高まると足の筋肉がついてこれない。次に足の筋肉が追い抜くと、心肺能力が追いつけなくなる。この繰り返しで、双方が抜きつ抜かれつし、いつの間にか総合能力がUPしているのです。
そんなかたちで走り始めて二週間後には、2km程度まで走れるようになっていました。これは私にとっては驚きです。なにしろ高校生の時の持久走いらい、こんなに走ったことはなかったのですから。三十数年ぶりの快挙……? なのです。
で、テスラの具合は?
それで、テスラのベアフットシューズの具合はどうかといいますと、これがけっこう足にくるんですよねえ。走り方が踵着地が是正されフォアフットランニングになり、かつ、足の筋肉が着実に鍛えられているのはわかるのですが……。
とにかく太ももが痛い、ふくらはぎが痛い。膝までが痛み出す、といった具合。ただしこれらの痛みは関節などの痛みではなく、すべて筋肉痛なので、故障に繋がる心配はないと踏んでいるのですが。
それにしても、やはりテスラのペラペラ底シューズは、長距離の練習には向いていないようです。そこで私は早くも、二足目のランニングシューズを探し始めたのでした。
そして購入したのが、クッション性が非常に高い以下のシューズだったのです。
まさに初心者のためのランニングシューズです。 ベアフットもなにもあったものではない。極端ですねえ。しかし私は一見、ランニング用には見えないこのシューズを、買ってしまったのでした。
なぜか? ひとつには、デザイン的に、街中で履いていても違和感がないので、普段履きにも使えるということ。これで、いつでもどこでもランニング、という生活を送ることができます。二つ目の理由としては、やはりペラペラ底シューズ、テスラの反動でしょう。足にやさしいシューズが欲しくなったのでした。
こうして私のランニング生活は、早くも距離によってシューズを履き替える、という段階に達したのでした。(なんて偉そうなことをいえるようなレベルではありませんが……)
テスラのベアフットで短い距離を走って足の筋肉を鍛え、長距離はマナバウンスで、という使いわけは確立しました。つぎの私の目標は5km完走です。果たしてこの二足で目標達成は成るのか。
つづきはまた次回ということで。
DSC_0438 by danhuby
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