ランニング用の時計として、アップルウォッチはあまり役に立たない
私がもっているアップルウォッチは、初期のものです。機能が多く便利ではあるのですが、ランニングウォッチとしてはそれほど役に立っていません。
そもそもランニングウォッチをどう使うのか
アップルウォッチをランニング用に買ったわけではありません。自転車とかトレッキングとか、ランニングも含めていろいろなことに使えるな、といった漠然とした気持ちで購入したわけです。
よってランニングであまり役に立たないというのもお門違いかも知れません。しかし実際のところ、ほんとにいまいちなので、もしランニングのために買おうとしている人がいるとしたならば、再考することをおすすめします......といった気持ちでこの記事を書きます。
そもそもランニングウォッチとはどのように使うものでしょうか。どうやって選んでいるのでしょう。他の人の意見を聞いてみると、見た目が格好いいから、といったものから、走った時間だけを知りたいとか、心拍だけを気にしているとか、人それぞれ。
私がランニングウォッチを使う理由は、使ってみてわかったのですが、走った距離と時間、それにキロあたり何分で走ったかということを知るためでした。走った軌跡を地図で追うことも楽しいので、GPSも必須かと思いましたが、考えてみると同じ所ばかり走っているのであまり意味がないかもしれません。
ランニング用の時計にはどんな機能があるのか
一般的なランニングウォッチにはどんな機能がついているのでしょう。調べたところ、走った距離を計測、時間を計測、ストップウォッチ、ラップタイム、GPS、心拍計といったところでした。
このうち基本機能といえるのは、距離と時間の計測、ストップウォッチといったところでしょうか。価格でいえば、この程度の機能がついたものならば、アップルウォッチの10分の1以下の値段で購入できるようです。
アップルウォッチの機能はどうなのか
アップルウォッチについていえば、じつは前述の機能はすべて揃っています。しかし問題はその使い勝手なのです。まず第一に、機能を並べただけではわからない、実際に使ってみないとわからないことですが、文字盤が見えにくい。機能云々の前に、ここがまずかなりのネックとなります。とくに明るい日中などは、光のせいで数値を見るのが困難です。
また、精度の問題があります。アップルウォッチ単体で使うと、距離がかなり狂います。正しく使うにはiPhoneのGPS機能が必要となるので、ランニング中はiPhone必携となるのです。
期待の心拍計も数値が正しいとは思えません。私はロードバイクでは、ポラールの心拍計を使っていますが、その感覚からするとアップルウォッチは、20以上は高い数値を示しているようです。だっておやじである私が、心拍数160以上で1時間も走れるわけがないのです。
アップルウォッチは、写真にある腕時計裏面のセンサーを使って計測するタイプなので、胸に巻くタイプよりは精度が落ちるのかもしれません。他のメーカーのものも、そのタイプの心拍計の精度はいまいちだと聞いたこともあります。なのでこの件については、他のランニングウォッチを試してから、また書きたいと思います。
さてその他に、アップルウォッチは防水機能も生活防水ていどであり、水の中では使えないことになっています。よってトライアスロンはもちろん、激しい雨の中で使うのも気が引けます。
以上のことからアップルウォッチを、ランニング用として使うことはおすすめできないというわけです。
ではどんな時計がランニングに向いているのか
欲望からいうとガーミンのランニングウォッチが所望です。口コミの評判ですが、文字盤が見やすいし、機能も充実している。
しかし実際には、自分がほんとうに必要としている機能を吟味してから決めるべきではないでしょうか。見た目や口コミだけで決めると、あとで後悔するかもしれません。
ただ視認性が良いという要素は、誰もが必要とするものでしょうから、ランニングウォッチを選ぶ際には必ず確認したいところです。
なお、あまり気の回らないところですが、ランニングウォッチのベルトはすぐに切れてしまう場合があるようです。いきなり切れてしまって慌てないように、予備は用意しておいた方がよいかもしれません。海外の製品だとすぐに手に入らない場合もあるらしいので。アップルウォッチはその点に関しては良かったです。最初からベルトが2本ついていましたから。
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